| 日時: | 平成29年 11月1日(水)13:30〜14:30 セミナー 15:00〜16:30 個別相談撮影会(第1回) 16:30〜18:00 個別相談撮影会(第2回) 11月2日(木) 9:00〜10:30 個別相談撮影会(第3回) 10:40〜12:10 個別相談撮影会(第4回) 13:30〜15:00 個別相談撮影会(第5回) 15:30〜17:00 個別相談撮影会(第6回) |
| 場所: | 加齢医学研究所 国際会議室(スマートエイジング棟1階)、共通機器管理室(実験研究棟1階) |
| テーマ: | 共焦点レーザースキャン顕微鏡活用セミナー -TCS SP8, Leica- |
| 要旨: | 現在、共通機器として設置の共焦点レーザースキャン顕微鏡 Leica TCS SP8 に関して、概要及び最新の観察技術についてのセミナーを開催します。個別相談撮影会ではご自分の試料を持参していただき、メーカースペシャリストにより機器の性能を最大限に活かした撮影を行います。現在、共焦点顕微鏡等をご利用の方は、是非この機会にお試しください。 |
| 内容: | 「セミナー、個別相談撮影会」 ※申込者が多数の場合は、調整する場合がございます。ご了承ください。 ※時間割は、申込締切後にお知らせします。 ※会場準備の都合上、事前申し込みをお願いします。席に余裕のある場合は、当日受付も可能です。 |
| 申込期限: | 平成29年10月25日(水) |
| 申込方法: | 添付の「参加申込書110102.xls」に必要事項をご記入の上、共通機器管理室へメールもしくは直接ご提出ください。 |
| その他 : | ・当日参加できない方で、メーカーからの連絡を希望される場合は、参加申込書に必要事項を記載の上、お申込みください。 ・駐車場はありませんので、キャンパスバス等をご利用ください。 |
| 担当: | 加齢医学研究所 共通機器管理室 鍛冶、吉田 E-mail: cic-admin.idac@grp.tohoku.ac.jp TEL:022-717-8455、星陵(93)8455 |
投稿者: superuser_1
2017年10月18日(水)共通機器管理室講習会
| 日時: | 平成29年10月18日(水) 10:00〜12:00 セミナー 13:00〜13:50 なんでも相談デスク(第1回) 14:00〜14:50 なんでも相談デスク(第2回) 15:00〜15:50 なんでも相談デスク(第3回) 16:00〜16:50 なんでも相談デスク(第4回) |
| 場所: | 加齢医学研究所 国際会議室(スマートエイジング棟1階)、共通機器管理室(実験研究棟1階) |
| テーマ: | リアルタイムPCR 活用セミナー -CFX96,Bio-Rad- |
| 要旨: | 現在、共通機器として設置のリアルタイムPCR -CFX96 Bio-Rad- に関して、基礎・応用・新技術のセミナー、及びBio-Radアプリケーションスタッフによる個別相談デスクを開催します。これからリアルタイムPCR実験を始める方、CFX96の取扱いに不安のある方、高度な研究ツールとして活用したい方など、奮ってご参加下さい。 |
| 内容: | 「セミナー、なんでも相談会デスク(個別)」 ※申込者が多数の場合は、調整する場合がございます。ご了承ください。 ※時間割は、申込締切後にお知らせします。 ※会場準備の都合上、事前申し込みをお願いします。席に余裕のある場合は、当日受付も可能です。 |
| 申込期限: | 平成29年10月11日(水) |
| 申込方法: | 添添付の「参加申込書1018.xls」に必要事項をご記入の上、共通機器管理室へメールもしくは直接ご提出ください。 |
| その他 : | ・当日参加できない方で、メーカーからの連絡を希望される場合は、参加申込書に必要事項を記載の上、お申込みください。 ・駐車場はありませんので、キャンパスバス等をご利用ください。 |
| 担当: | 加齢医学研究所 共通機器管理室 鍛冶、吉田 E-mail: cic-admin.idac@grp.tohoku.ac.jp TEL:022-717-8455、星陵(93)8455 |
2017年9月12日(火)共通機器管理室講習会
| 日時: | 平成29年9月12日(火) 9:30〜10:30 デモンストレーション(第1回) 11:00〜12:00 デモンストレーション(第2回) 13:00〜14:00 デモンストレーション(第3回) 14:30〜15:30 デモンストレーション(第4回) 16:00〜17:00 デモンストレーション(第5回) |
| 場所: | 加齢医学研究所 共通機器室(実験研究棟1階) |
| テーマ: | シングルセル単離装置 デモンストレーション 第5弾− QIAscout, QIAGEN − |
| 要旨: | このたびのデモンストレーションでは、 近年注目を浴びているシングルセルを採取する装置 QIAscout(キアゲン社製) をご紹介します。本装置は、お手持ちの倒立型顕微鏡の対物レンズにかぶせて使用し、顕微鏡下で観察しながら、目的の細胞を採取するシステムです。採取には専用の培養ディッシュを使用し、細胞ごとディッシュを打ち抜くため、比較的マイルドな条件での細胞単離が可能です。当日は、疑似的に細胞採取作業を体験することもできますので、皆様の研究への活用の可能性を確認いただけます。ご興味のある方は、ぜひお立ち寄りください。 |
| 内容: | デモンストレーション(各回、3〜5名程度) ※申込者が多数の場合は、調整する場合がございます。ご了承ください。 ※時間割は、申込締切後にお知らせします。 |
| 申込期限: | 平成29年9月5日(火)※空があれば当日も受付可能 |
| 申込方法: | 添付の「参加申込書0912.xls」に必要事項をご記入の上、共通機器管理室へメールもしくは直接ご提出ください。 |
| その他 : | ・当日参加できない方で、メーカーからの連絡を希望される場合は、参加申込書に必要事項を記載の上、お申込みください。 ・駐車場はありませんので、キャンパスバス等をご利用ください。 |
| 担当: | 加齢医学研究所 共通機器管理室 鍛冶、吉田 E-mail: cic-admin.idac@grp.tohoku.ac.jp TEL:022-717-8455、星陵(93)8455 |
2017年7月26日(水)加齢研セミナー
| 日時: | 平成29年7月26日(水)午後4時~6時 |
| 場所: | 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1 |
| 演題: | メディエーターの結晶構造から明らかになってきた転写開始のメカニズム |
| 講師: | 野澤 佳世 |
| 所属: | マックス・プランク研究所 |
| 担当: | 小椋 利彦(所属 神経機能情報研究分野) (連絡先:吉田万里子 内線 8566) |
| 要旨: | タンパク質の鋳型となる mRNA や遺伝子のオン・オフを切り替える小分子 RNA は、 RNA ポリメラーゼ II (Pol II)が、種々の基本転写因子と共同しながら合成している。し かし、Pol II と基本転写因子だけでは、細胞の分化や生育、発生状態に応じた転写制御 を行うことはできない。メディエーター (MED)は、転写開始領域から遠く離れたエン ハンサーDNA と転写マシーナリーを直接繋ぐことによって、真核生物のほとんどすべ ての遺伝子に活性化シグナルを伝える、重要な転写コファクターである。酵母において MED は、~1.4 MDa、25 サブユニットからなる超分子複合体であり、ヘッド、ミドル、 テール、キナーゼから構成される、そのモジュールのほとんどが菌類からヒトまで、保 存されている。テールやキナーゼモジュールが、アクチベーターとの相互作用に関係す る一方で、ヘッドとミドルモジュールは、MED のコア (cMED)と呼ばれ、プロモータ ー領域で、Pol II や基本転写因子 TFIIB、TFIID、TFIIE、TFIIH に直接作用して、転写開 始前複合体 (PIC)の形成を促進する。 本研究では、X 線結晶構造解析を用いて、酵母の生存に必要不可欠なサブユニットす べてを含む、400 KDa、15 サブユニットの cMED の構造を可視化した。結晶構造から cMED は、13 のサブモジュールで構成されていることが明らかとなり、中でも Med14 は、ユビキチン結合酵素に似たユニークなコンフォメーションをとっていた。得られた cMED の構造を PIC の低分解能電子顕微鏡像に当てはめることで、MED と Pol II の新 たな結合面が可視化されると共に、cMED のフックサブモジュールが、Pol II Rbp1 サブ ユニットの C 端ドメイン (CTD)のリン酸化を促進する機構が示唆された。 |
2017年7月24日(月)〜7月31日(月) 共通機器管理室講習会
| 日時: | 平成29年7月24日(月)13:30〜14:30 セミナー(第1回) 15:30〜16:30 セミナー(第2回) 7月25日(火)10:00〜17:00 取扱説明会(随時) 7月25日(火)〜31日(月)正午 デモンストレーション |
| 場所: | 加齢医学研究所 セミナー室(実験研究棟7階)、共通機器室(実験研究棟1階) |
| テーマ: | 最新マルチプレートリーダー デモンストレーション 第5弾− Varioskan LUX, Thermofisher Scientific − |
| 要旨: | このたびのデモンストレーションでは、各社の最先端技術に基づく最新マルチプレートリーダーをご紹介いたします。第5弾は、Thermofisher Scientiric社のVarioskan LUXです。本装置は、吸光、蛍光、下方蛍光、発光、時間分解蛍光等の測定モードを備え、さらにディスペンサーやガスコントロールモジュールを増設可能なことから、プレートリーダーで測定可能なあらゆるアプリケーションに対応可能です。ご自身の試料をお試しいただけます。ご興味のある方は、是非ご参加ください。 |
| 内容: | セミナー、取扱説明会、デモンストレーション ※申込者が多数の場合は、調整する場合がございます。ご了承ください。 ※取扱説明会の時間割は、申込締切後にお知らせします。 ※モ機の利用は予約サイトに入力の上、試用を行ってください。機器室申請済の方は分野のIDを使用してください。初めての方は、参加申込者へデモ用のID・PASSを発行します。 |
| 申込期限: | 平成29年7月18日(火)、デモは随時受付 |
| 申込方法: | 添付の「参加申込書072431.xls」に必要事項をご記入の上、共通機器管理室へメールもしくは直接ご提出ください。なおメールでお申し込みの際は、件名に「最新マルチプレートリーダーデモ第5弾」と記載願います。 |
| その他 : | ・当日参加できない方で、メーカーからの連絡を希望される場合は、参加申込書に必要事項を記載の上、お申込みください。 ・駐車場はありませんので、キャンパスバス等をご利用ください。 |
| 担当: | 加齢医学研究所 共通機器管理室 鍛冶、吉田 E-mail: cic-admin.idac@grp.tohoku.ac.jp、内線(93)8455 産学連携先端材料研究開発センター 支援室 佐藤、和田 E-mail:masc-jimu@grp.tohoku.ac.jp 、内線:(91)3827 |
2017年7月19日(水)〜7月21日(金) 共通機器管理室講習会
| 日時: | 平成29年7月19日(水) 10:45〜12:00 セミナー(材料系,MaSC) 13:00〜14:20 個別相談会第1回(MaSC) 14:30〜15:50 個別相談会第2回(MaSC) 16:00〜17:20 個別相談会第3回(MaSC) 7月20日(木)10:00〜11:20 個別相談会第4回(加齢研) 13:30〜14:30 セミナー(生物系,加齢研) 15:00〜16:20 個別相談会第5回(加齢研) 16:30〜17:50 個別相談会第6回(加齢研) 7月21日(金) 9:00〜10:20 個別相談会第7回(加齢研) 10:30〜11:50 個別相談会第8回(加齢研) |
| 場所: | 産学連携先端材料研究開発センター(MaSC) 会議室、共用機器室1 共通機器室(実験研究棟1階)(取扱説明会、デモンストレーション) |
| テーマ: | 3D画像解析システム 活用セミナー− Amira 、株式会社マックスネット − |
| 要旨: | 今回、三次元画像解析ソフトAmira(FEI社製)に関して、セミナー及び個別相談会を加齢研とMaSCにおいて共同開催いたします。セミナーは、MaSCでは材料系、加齢研では生物系を主体にした内容で行います。ご興味のある方等は、この機会にぜひご参加下さい。 |
| 内容: | セミナー、個別相談会 ※個別相談会は、材料系、生物系に関わらずお申込みできます。 ※時間割は、申込締切後にお知らせします。 ※申込者が多数の場合は、調整する場合がございます。ご了承ください。 ※持参されたデータによっては、対応できない場合がございます。 |
| 申込期限: | 平成29年7月12日(水) |
| 申込方法: | 添付の「参加申込書07192021.xls」に必要事項をご記入の上、加齢医学研究所共通機器管理室へメールもしくは直接ご提出ください。尚、メールでお申し込みの際は、件名に「加齢研・MaSC_Amira」と記載願います。 |
| その他 : | ・当日参加できない方で、メーカーからの連絡を希望される場合は、参加申込書に必要事項を記載の上、お申込みください。 ・駐車場はありませんので、キャンパスバス等をご利用ください。 |
| 担当: | 加齢医学研究所 共通機器管理室 鍛冶、吉田 E-mail: cic-admin.idac@grp.tohoku.ac.jp、内線(93)8455 産学連携先端材料研究開発センター 支援室 佐藤、和田 E-mail:masc-jimu@grp.tohoku.ac.jp 、内線:(91)3827 |
2017年6月22日(木)〜28日(水) 共通機器管理室講習会
| 日時: | 平成29年6月22日(木)〜6月28日(水) デモンストレーション 平成29年6月22日(木)10:00〜11:00 取扱説明会 第1回 13:30〜14:30 取扱説明会 第2回 15:00〜16:00 取扱説明会 第3回 16:30〜17:30 取扱説明会 第4回 |
| 場所: | 加齢医学研究所 共通機器室(実験研究棟1階) |
| テーマ: | 最新マルチプレートリーダー デモンストレーション 第2弾− GloMaxR Discover,Promega − |
| 要旨: | このたびのデモンストレーションでは、各社の最先端技術に基づく最新マルチプレートリーダーをご紹介いたします。第2弾は、プロメガ株式会社のGloMax RDiscoverです。本機は、発光、蛍光、吸光(可視、UV)、BRET、FRETに対応し、独自の検出技術による高感度とワイドダイナミックレンジを備え、且つ省スペース設計の装置です。ご自身の試料をお試しいただけます。ご興味のある方は、是非ご参加ください。 |
| 内容: | デモンストレーション、取扱説明会 ※申込者が多数の場合は、調整する場合がございます。ご了承ください。 ※取扱説明会の時間割は、申込締切後にお知らせします。 ※デモ機の利用は予約サイトに入力の上、試用を行ってください。機器室申請済の方は分野のIDを使用してください。初めての方は、参加申込者へデモ用のID・PASSを発行します。 |
| 申込期限: | 平成29年6月15日(木)、デモは随時受付 |
| 申込方法: | 添付の「参加申込書062228.xls」に必要事項をご記入の上、共通機器管理室へメールもしくは直接ご提出ください。なおメールでお申し込みの際は、件名に「最新マルチプレートリーダーデモ第2弾」と記載願います。 |
| その他 : | ・当日参加できない方で、メーカーからの連絡を希望される場合は、参加申込書に必要事項を記載の上、お申込みください。 ・駐車場はありませんので、キャンパスバス等をご利用ください。 |
| 担当: | 加齢医学研究所 共通機器管理室 鍛冶、吉田 E-mail: cic-admin.idac@grp.tohoku.ac.jp TEL:022-717-8455、星陵(93)8455 |
2017年4月7日(金)加齢研セミナー
| 日時: | 平成29年4月7日(金)午後4時~ |
| 場所: | 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1 |
| 演題: | 正常上皮細胞はワールブルグ効果様代謝変化をがん変異細胞に引き起こし、組織より排除する |
| 講師: | 昆 俊亮 |
| 所属: | 北海道大学遺伝子病制御研究所分子腫瘍学分野 |
| 担当: | 松居 靖久(医用細胞資源センター・内線 8571) |
| 要旨: | 我々の最近の研究成果より、正常上皮細胞層に少数のがん変異細胞が産生したとき、正常細胞と変異細胞間で互いに生存を争う「細胞競合」現象が起こり、その結果、変異細胞は上皮細胞層から管腔側へ排除されることが明らかとなっている。このように、正常上皮細胞は隣接する変異細胞を認識し、積極的に排除する機能(EDAC: Epithelial Defense Against Cancer)を有していることが分かってきた。この動的かつ抗腫瘍的現象を調節する代謝機構を解明することを目的とし研究を行ったところ、正常細胞に囲まれたRas変異細胞ではミトコンドリア内膜の膜電位が顕著に低下していることを見出した。さらには、正常細胞と混合培養下のRas変異細胞では、グルコースの取り込みとLDHA(lactate dehydrogenase A)の発現が亢進しており、乳酸産生量がRas変異細胞単独培養時に比べて増加していた。これらの結果より、正常細胞と共在したRas変異細胞は、ミトコンドリア活性が低下し、相対的に好気的解糖系が亢進しており、すなわちワールブルグ効果様代謝様式にシフトすることが示唆された。そこで、この細胞非自律的な代謝変化を引き起こす分子機構を解明するため、代謝関連酵素の発現量を網羅的に検討した結果、ピルビン酸をアセチルCoAに変換するPDH(pyruvate dehydrogenase)の活性を阻害するPDK4(pyruvate dehydrogenase kinase 4)が有意に発現増加していることを突き止めた。そこでPDK4を欠損したRas変異細胞株を樹立し、正常細胞と共培養したところ、ミトコンドリア機能が回復し、さらには管腔側への逸脱が顕著に阻害された。続いて、この事象が生体内でも起きているかを検証すべく、腸管上皮細胞にモザイク状にRas変異を誘導できる新規マウスモデルを開発した。このマウスを解析した結果、正常細胞に囲まれたRas変異細胞のミトコンドリア活性の低下を認め、変異細胞のほとんどが管腔側へ排除されていた。さらには、腸管上皮特異的にPDK4をノックダウンすると、Ras変異細胞の管腔側への排除が有意に抑制された。これらの結果より、上皮細胞層に少数のがん変異細胞が出現するがんの超初期段階では、正常細胞の作用により変異細胞はワールブルグ効果様代謝変化がおこり、上皮層より排除されることが示された。 |
2017年4月3日(月)加齢研セミナー
| 日時: | 平成29年4月3日(月)午後6時~ |
| 場所: | 加齢研プロジェクト棟1階 中会議室 |
| 演題: | 位相差強調画像化法(PADRE)の神経変性疾患を中心とした臨床応用 |
| 講師: | 米田 哲也 |
| 所属: | 熊本大学大学院生命科学研究部 医療技術科学講座 |
| 担当: | 瀧 靖之(機能画像医学研究分野 内線:8559) |
| 要旨: | MRIは磁場を印加して組織の電磁気的応答を観察することで、画像情報を得る手法である。物質は磁場中に入れられると特有の磁性を示すため、強力な磁場を発生させているMRIでは、その磁性を比較的容易に観察可能となるはずである。近年、MRI位相画像と呼ばれる画像情報を介して、組織の磁性を観察し、これまで可視化が難しかった微細な脳構造を観察することが可能になってきた。特に組織を構成する分子の構造が非対称性である場合は固有の磁性を示すため、この性質を利用して特定の組織を描出することができる。位相差強調画像化法(PADRE)は、こういった物理的背景を利用する位相画像技術であり、特に白質が示す磁性を捉え、神経変性疾患を鋭敏に捉えることを可能にした。 本講演では、PADREの技術的概要を説明し、神経変性疾患を中心とした臨床応用と、アルツハイマー病発症前診断を目指したアミロイドβの検出などの研究も紹介する予定である。 |
腫瘍循環研究分野の小林美穂先生が第39回日本分子生物学会年会で表彰されました
腫瘍循環研究分野の小林美穂先生が第39回日本分子生物学会年会で表彰されました
2016年11月30日〜12月2日に横浜市で開催された「第39回日本分子生物学会年会」において、腫瘍循環研究分野の助教、小林美穂先生が優秀ポスター賞を受賞しました。
「優秀ポスター賞」(写真)
受賞となったポスター発表の演題名は「微小管の翻訳後修飾による受容体シグナル伝達の制御」です。この発表では、画像解析や生化学的解析を通して明らかにした、血管内皮細胞における微小管レール上の分子輸送制御を通したシグナル伝達調節メカニズムについて報告しました。
賞は全てのポスター演題を対象としたもので、今回はその研究発表ならびに質疑応答の内容と将来性、発展性が高く評価されたものです。

[問い合わせ先]
腫瘍循環研究分野
TEL:022-717-8532