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詳細(東北大学Webサイト)
投稿者: superuser_1
2017年3月16日(木)加齢研研究員会セミナー
| 日時: | 平成29年3月16日(木)午後4時~ |
| 場所: | 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1 |
| 演題: | 細胞核を細胞の中心へと運ぶ力はどのように発生しているのか? |
| 講師: | 木村 暁 |
| 所属: | 国立遺伝学研究所 細胞建築研究室 |
| 担当: | 家村 顕自(分子腫瘍学研究分野・内線8490) |
| 要旨: | 細胞内には小さな分子が多数ひしめきあって存在しています。無秩序にも思えるこの分子の集団から、どうやって分子は適材適所に配置し、細胞という空間的に秩序ある建築物を作ることができるのでしょうか? 私たちは「小さな分子が細胞の大きさを測って、細胞内の空間配置を規定するしくみ」に注目して研究を進めています。多くの細胞で核は中央に配置しています。核はどのようにして細胞の中央を認識し、そこまで移動し、留まることができるのでしょうか? 動物細胞では細胞骨格である微小管を利用して中央化が達成されていることがわかっていますが、「どうやって細胞内で長さを測定しているのか?」「核を動かすのにどれくらいの大きさの力が必要なのか?」といった問題は解明されていません。本セミナーでは、線虫(C. elegans)やウニの胚をモデル系とし、細胞の観察とコンピュータ・シミュレーションを組み合わせた解析から明らかになった細胞内のしくみについて報告します。 |
2017年3月2日(木)山本徳男教授退職記念講演
| 日時: | 平成29年3月2日(木)午後3時~ |
| 場所: | 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1 |
| 演題: | 好きなことをすること |
| 講師: | 山本 徳男 |
| 所属: | 東北大学加齢医学研究所 代謝制御分野 |
| 担当: | 堀 薫(代謝制御分野・内線8875) |
| 要旨: | 私は研究することが好きだから、いままで実験を続けてきました。生化学でも、分子生物学でも、細胞生物学でも、実験をしなければ答えが出ないのは自明のことで、それゆえ、実験を続けてきました。今回は加齢研の教授として最後のセミナーになるので、自分のわがままを聞いていただきたく、予定しています。特に、若い人に私の言いたいことが伝わればいいなと思います。 |
2017年2月22日(水)加齢研セミナー
| 日時: | 平成29年2月22日(水)午後5時~6時 |
| 場所: | 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1 |
| 演題: | RNAネットワーク制御による慢性炎症性疾患の予防・治療への可能性 |
| 講師: | 中村 能久 |
| 所属: | シンシナティ小児病院 |
| 担当: | 小笠原康悦(生体防御学分野・内線 8579) |
| 要旨: | 近年、肥満が、慢性的な炎症・炎症性反応を誘導し、2型糖尿病やアルツハイマー型認知症などの慢性疾患の発症・進行に関わっていることが明らかになってきました。これらの疾患では、 エネルギー代謝組織や脳においてインスリン抵抗性が誘導されることなど、共通の特徴が見いだされています。しかしながら、どのようにして炎症・炎症性反応が誘導され、病態発症・進行に関わっているのか、その共通点・相関性を解き明かし、予防・治療に繋げることを目的とした研究は端を開いたばかりです。 私たちは、肥満や加齢といった後天的な因子によるRNA-RNA結合タンパク質ネットワークの特異的変化に注目し、慢性炎症性疾患に共通する分子基盤の解明、および新しい治療戦略への応用を目指しています。本セミナーでは、二重鎖RNA経路とmicroRNA調節機構の役割について焦点をあて、肥満において、RNAネットワーク変化がエネルギー代謝制御や2型糖尿病の発症に与える影響について発表させていただきます。また、ここで得られた知見を基にして、他の慢性炎症性疾患への応用、およびアルツハイマー型認知症の発症機構の解明への可能性について議論をさせてください。 |
2016年12月9日(金)第3回生化学セミナー
「細胞内翻訳後修飾を介したプロテアソーム活性制御~NRF1複合体解析から同定された新規プロテアソーム制御機構~」「脳活動ゆらぎからの自発的認知ダイナミクス諸次元の読み取り~充実した内的経験の実現に向けて~」
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スマート・エイジング・カレッジ レポート


スマート・エイジング国際共同研究センターで進めるこのカレッジは、エイジングによる変化に賢く対処し、個人や社会の知的な成熟を目指して今年度で4年目となります。この第四期は地域住民の皆様と東北大学の若手研究者が共に学び合うゼミを行うことになりました。1年を通してゼミに「潜入」しレポートをお送りします。
人間にとって「幸せ」の追求は永遠の課題です。「幸せ」に関する様々な疑問に、主に心理学の立場から科学的に探求し答えを見つけようとします。ゼミでは受講生の皆さま同士の議論、蔵書やインターネットでの情報収集、心理学的手法でのデータ収集と分析実習そして到達した「幸せ」観の発表を行います。
近年、脳機能の研究は基本的な解明からより複雑で実際的な社会での機能へと応用が広がっています。ゼミでは研究者の「出来ること」と実生活での「出来たら良いな」を相互理解し、受講生が自ら具体的な研究のアイディアや実験をデザインし、最新の脳計測機器を使用して実施していきます。
スマート・エイジングの実現には人生の目的に進んでいる実感が重要です。そこに立ちはだかるエイジング(加齢)の変化を価値観、認識の柔軟性で乗り越える場合もあります。ゼミでは脳科学的仮説と参加者独自の仮説・意見を発表し一年間の議論と調査・検討を経て一つの提案をまとめます。
2016年10月27日(木)第2回生化学セミナー
「生殖細胞の分化/リプログラミングと代謝特性制御~統合オミクス解析が切り開く生殖細胞研究の新局面~」「基礎研究の診療現場への貢献の一形態~臨床医は基礎医学を期待している~」
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2016年6月30日(木)第1回生化学セミナー
「中心体制御不全による発がん~中心体制御不全モデルマウスとしてのOla1 KOマウスの解析~」「全身性エリテマトーデスに特徴的な免疫制御受容体の解析~自己抗体産生の制御を目指して」
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クラブツーリズム×東北大学 旅行が認知症予防にもたらす効果について共同研究を開始
クラブツーリズム×東北大学 旅行が認知症予防にもたらす効果について共同研究を開始
KNT-CTホールディングス株式会社のグループ会社であるクラブツーリズム株式会社と、東北大学加齢医学研究所は、旅行が脳にもたらす健康作用についての共同研究を2016年7月より3年間、実施いたします。
本共同研究では、脳科学分野で世界的権威である研究機関の東北大学加齢医学研究所がすすめている生涯健康脳の研究において、シニア世代に強みを持つクラブツーリズムが産学連携を組み、医学的見地から「旅行」と「認知症予防・抑制」の相関関係について本格的に調査・研究を行うものです。具体的には、東北大研究所・瀧靖之教授と当社の担当チームが中心となり、「旅行に行く頻度の高い高齢者は主観的幸福感やストレスコーピング(対処)能力が高く、認知機能が保たれている。また、旅行前・旅行後で脳に変化があり、主観的幸福感は向上、認知機能は低下抑制が見られる」という仮説をもとに、3年間で約90名を対象に調査・研究を実施いたします。
問合せ先
東北大学加齢医学研究所
担当:教授 瀧 靖之
電話番号:022-717-8556
FAX:022-717-8560
電子メール: yasuyuki.taki.c7*tohoku.ac.jp(*を@に換えて下さい)
アラブ首長国連邦大学と学術交流協定を締結
アラブ首長国連邦大学と学術交流協定を締結
加齢医学研究所は、このたびアラブ首長国連邦大学と学術交流協定を締結しました。アラブ首長国連邦大学は、アラブ首長国連邦アル・アイン市にある国立大学で、同国最初の大学として1976年に設立され、9学部、教員約330名、学部学生数約13,870名、大学院学生約680名を擁する国内1位の大学となっております。
平成28年度より、加齢医学研究所とアラブ首長国連邦大学は、高齢者の加齢制御(認知機能、心身機能、精神健康向上)の分野で共同研究を展開する予定であり、本協定の締結により、円滑な研究推進が期待されます。
【問合せ先】
加齢医学研究所総務係
TEL 022-717-8442


