東北大学 スマート・エイジング学際重点研究センター 教員 公募1名

東北大学 スマート・エイジング学際重点研究センター教員(准教授、講師、助教、助手のいずれか) 公募1名

職務内容
認知症予防に関する介入方法の開発、健康維持に関わる心理研究、生活習
慣が脳機能や認知機能に及ぼす影響に関する研究。

応募締切
2021 年 12 月 1 日(水)
※但し、適任者が決定次第、事前に締め切る場合あり

問い合わせ先
東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター
E-mail:nmr_office*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

詳細は公募要項をクリックして下さい。

公募要項

東北大学 スマート・エイジング学際重点研究センター(瀧研究室)助教 公募1名

東北大学 スマート・エイジング学際重点研究センター(瀧研究室)助教 公募1名

〇職務内容
国家プロジェクトで2023年11月までスマート・エイジングを目指す
日欧共同仮想コーチングシステムの開発研究を実施。

〇応募締切
2021 年 1 月 30 日(土)必着

詳細は公募要項をクリックして下さい。

公募要項

NRF2活性化が加齢性難聴を遅延させる 酸化ストレス除去能を持つ物質を用いた新たな予防法の可能性

NRF2活性化が加齢性難聴を遅延させる 酸化ストレス除去能を持つ物質を用いた新たな予防法の可能性

【発表のポイント】
・生体の酸化ストレス応答注1を担うタンパク質NRF2が、加齢性難聴の進行を抑制することがわかりました。
・NRF2を活性化させる薬剤や食品成分を利用することが、加齢性難聴の新たな予防法になるものと期待されます。

【概要】
 加齢性難聴(老人性難聴)は、加齢に伴ってみられる聴力低下であり、現代の超高齢社会において、その患者数はますます増加していくことが予想されます。

 東北大学加齢医学研究所・遺伝子発現制御分野の本橋ほづみ教授の研究グループは、同大学院医学系研究科・耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野の香取幸夫教授らと共同して、生体の酸化ストレス応答を担うタンパク質NRF2の活性化が、加齢性難聴の進行を抑制する効果があることを発見しました。NRF2が全身で活性化しているマウスでは、内耳蝸牛で加齢に伴い蓄積する酸化ストレスが減少し、聴力の低下も防がれることを明らかにしました。本研究の結果から、NRF2を活性化させることが加齢性難聴の新たな予防法になることが期待されます。

本研究成果は、12月14日に英国の学術誌npj Aging and Mechanisms of Disease誌に掲載されました。

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図1 :蝸牛の加齢性変化
加齢に伴う酸化ストレスの蓄積によって、聴力にとって重要な蝸牛内の細胞や構造の消失や変性が生じる。

【用語解説】
注1. 酸化ストレス応答:体を構成する核酸やタンパク質、脂質などが、酸化されることで変化してしまう状況を回避するために、体に備わっている防御機構。

詳細(プレスリリース本文)

【問い合わせ先】
東北大学加齢医学研究所
担当 本橋ほづみ
電話 022-717-8550
E-mail  hozumim*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

スマート・エイジング学際重点研究センター 栄養認知健康脳(東洋ライス)共同研究部門)准教授 または助教若しくは助手1名 公募(2021/01/15締切)

スマート・エイジング学際重点研究センター 栄養認知健康脳(東洋ライス)共同研究部門)准教授または助教若しくは助手1名公募

職務内容:
認知症予防に関する栄養介入方法の開発、健康維持に関わる心理および
栄養学的研究,食が脳機能や認知機能に及ぼす影響に関する研究。

募集人員:1名

公募締切日:2021年1月15日(金)(必着)
※但し、適任者が決定次第、事前に締め切る場合あり

詳細は公募要項をクリックして下さい。
公募要項

東北大学 スマート・エイジング学際重点研究センター(瀧研究室)技術補佐員 公募1名

東北大学 スマート・エイジング学際重点研究センター(瀧研究室)技術補佐員 公募1名

〇職務内容
①高齢者の生活補助に関する研究の補佐
(介護施設へ行き、研究データの収集補助を行うことがあります)
②研究データの入力
③研究室の一般業務 (資料の作成、整理など)

〇応募締切
2020 年 12 月 21 日(月)必着
※決まり次第締め切りとなります。

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公募要項

履歴書(本学様式)

東北大学加齢医学研究所 脳 MRI センター 技術補佐員1名

東北大学加齢医学研究所 脳 MRI センター 技術補佐員1名公募

〇職務内容
・MRI 実験環境の整備(装置利用状況確認・備品補充等)※
・事務対応(電話・メールでの実験申請・予約・会計関連対応、書類の作成)
※装置操作方法研修期間あり

〇応募締切
2020年12月25日(金)(必着)
※採用者が決定次第、募集を終了する場合あり

詳細は公募要項をクリックして下さい。
公募要項

「令和3年度東北大学加齢医学研究所共同利用・共同研究の公募について」

「令和3年度東北大学加齢医学研究所共同利用・共同研究の公募について」

東北大学加齢医学研究所では、加齢医学に関する共同利用・共同研究を行っております。
募集要項のとおり公募いたしますので、奮ってご応募ください。

【詳細URL】
https://www.idac.tohoku.ac.jp/site_ja/joint-program

【問い合わせ先】
加齢医学研究所 研究推進係 022-717-8445
ida-sen@grp.tohoku.ac.jp

「完全埋込型人工舌システム」特許取得のお知らせ -舌がんの手術後患者のQOLの向上のために-

「完全埋込型人工舌システム」特許取得のお知らせ
-舌がんの手術後患者のQOLの向上のために-

【発表のポイント】

・食物を飲み込む嚥下機能を持つ「完全埋込型の人工舌」システムの特許を令和2年11月取得しました(特許第6796860号)。
・舌がんに苦しむ患者さんのQOLを向上するために福音となることが期待されます。

【概要】

口腔がん(舌癌を含む)の患者数は若年から高齢者に至るまで、増加の傾向にあり、治療後の口腔機能の低下は患者さんのQOLを著しく制限しています。

東北大学加齢医学研究所の山家智之教授、白石泰之准教授、東北大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科の香取幸夫教授、かとう耳鼻咽喉科嚥下クリニックの加藤健吾院長らの研究グループは、「完全埋込型人工舌システム」の技術開発を進め、「食物を飲み込む機能を持つ人工舌」を発明し、2020年11月に特許を取得しました。完全埋込型の嚥下機能を持つ人工舌の発明は世界で最初になります。

「完全埋込型人工舌システム」は、形状記憶合金などを応用したアクチュエータ、体外から非侵襲的にエネルギーを供給する1次コイル、体内に埋め込まれる2次コイル、及びコントロールシステムで構成され、世界で初めて「完全体内埋込型システム」として食物を飲み込む機能を再現するものです。舌がんの手術の後には食物の飲み込み機能が不良になりますが、この装置により、患者さんの食事の状態を改善しQOLの向上に貢献出来るものと期待されます。

本研究の研究成果の一部は2020年12月11日に開催される日本食道学会等で順次、発表され、学会から閲覧も可能です。

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完全埋込型人工舌システム

詳細(プレスリリース本文)

【問い合わせ先】
東北大学加齢医学研究所心臓病電子医学分野
教授 山家智之、准教授 白石泰之
電話番号:022-717-8517
E-mail:yambe*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

難治性肺がんの幹細胞性を制御するゲノム領域の発見 難治性肺がんの制圧に向けて

難治性肺がんの幹細胞性を制御するゲノム領域の発見
難治性肺がんの制圧に向けて

【発表のポイント】

・抗がん剤耐性を示し難治性であるNRF2活性化がんで、がん幹細胞性に関わるゲノム領域と責任遺伝子を発見しました。
・がん幹細胞性を担う責任遺伝子であるNOTCH3を抑制することで、効果的にNRF2活性化がんを抑制できることを明らかにしました。

【概要】

転写因子NRF2*1は、正常な状態では生体防御に関わる様々な遺伝子を活性化することで私達の健康維持において重要な役割を果たしています。しかし、異常に活性化すると極めて予後不良な非小細胞肺がん(NRF2活性化がん)の原因となります。東北大学加齢医学研究所遺伝子発現制御分野の岡崎慶斗助教、関根弘樹講師、本橋ほづみ教授の研究グループは、同呼吸器外科学分野の岡田克典教授、東北大学医学系研究科・鈴木貴教授、同情報科学研究科/東北メディカル・メガバンク機構・木下賢吾教授らと共同して、NRF2活性化がんにおいて、がん幹細胞性*2の維持に必須のゲノム領域を発見しました。このゲノム領域はNRF2活性化がんで特異的に機能を発揮し、NOTCH3タンパク質*3を増加させることにより、がん幹細胞性を支えていることが明らかになりました。本研究成果は、抗癌剤耐性を示すNRF2活性化がんに対する有効な治療戦略になることが期待されます。

本研究成果は、11月20日に英国の学術誌Nature Communications誌に掲載されました。

motohashi

図1 NRF2活性化がんでは、NRF2が常に働き、がん細胞の悪性化をもたらしている。正常細胞や普通のがん細胞では、転写因子NRF2の働きは細胞質のタンパク質KEAP1により制御されている(左図)。平常時はKEAP1がNRF2を分解に導いており、NRF2の働きは抑制されている。細胞が酸化ストレスに曝されると、KEAP1が機能しなくなるため、NRF2が安定化して転写因子としての機能を発揮し、生体防御に関わる遺伝子群を一挙に活性化する。一方、一部のがん細胞では、KEAP1によるNRF2の分解が破綻し、NRF2が常に安定化している。このようなNRF2活性化がん細胞は、腫瘍形成能が旺盛で、抗がん治療に対する抵抗性も強く、難治性である。

【用語解説】

*1 転写因子:DNA上の特定の配列を認識して結合し、遺伝子の転写を促進するタンパク質。

*2 がん幹細胞性:腫瘍組織を構成するがん細胞のうち、腫瘍を再生する能力を持つ細胞のことを、がん幹細胞と呼ぶ。がん幹細胞は、強い薬剤耐性と自己複製能を持ち、再発や転移の原因とされている。がん幹細胞性とは、このようながん幹細胞としての性質のこと。

*3 NOTCH3:細胞膜に存在する受容体型タンパク質で、リガンドの刺激を受けると細胞内ドメインが切断されて核に移行し、標的となる遺伝子群を活性化する。肺がんのがん幹細胞性の維持に貢献するという報告がある。

詳細(プレスリリース本文)

【問い合わせ先】
東北大学加齢医学研究所
担当 本橋ほづみ
電話 022-717-8550
E-mail  hozumim*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

【Web開催】8th Symposium of the Smart-Aging Research Center, Tohoku University(11/25-12/23開催)

【Web開催】8th Symposium of the Smart-Aging Research Center, Tohoku University(11/25-12/23開催)

国内外の研究者と連携し、本学の総力を挙げてスマート・エイジングの実現に挑戦するため、2017年4月1日付けで、認知症の超早期二次予防、一次予防の確立を目指す世界初の研究組織「スマート・エイジング学際重点研究センター」が創設されました。スマート・エイジングの実現という目標に向けて、基礎生命科学から人文社会科学に渡る様々な学問領域が一丸となって予防医学の発展、介入・補助技術の開発、医療制度・社会制度の改革に資する研究を目指します。

第8回となったシンポジウムでは、「健康長寿の実現に挑む生命科学研究」をテーマとして、さまざまな生命科学領域の基礎研究で活躍中の若手研究者5名が発表を行います。社会への出口を見据えた発表をぜひお聞き下さい。多くのご参加をお待ちしております。

日時:令和2年11月25日(水)、12月3日(木)、12月10日(木)、12月16日(水)、12月23日(水)、各17:00~17:40

会場:オンライン(Zoom)にて開催

参加費:無料

使用言語:英語

詳細・申込:メール(詳細はポスターをご覧ください)

主催:スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター長 本橋 ほづみ

問い合わせ先:
スマート・エイジング学際重点研究センター シンポジウム事務局
東北大学加齢医学研究所 〒980-8575 仙台市青葉区星陵町4-1
電話番号:022-717-8824
e-mail:sac-symposium*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)