2026年8月3日(月)、「夏休み大学探検2026」を開催しました。本企画は仙台市内の中学生を対象としたもので、東北大学の研究者による最先端研究の紹介や、研究施設での体験活動を通して、科学の楽しさや面白さを体感してもらうことを目的としています。

 今回、加齢医学研究所では白石 泰之 准教授(非臨床試験推進センター 心臓病電子医学分野)が『心臓の動きと力 〜心臓を聴いて診て触って〜』をテーマとしたプログラムを開講し、中学1年生から3年生までの計11名が参加しました。
 
 プログラムの冒頭では、白石准教授より補助人工心臓の歴史や近年の動向について具体的な説明があり、心臓の構造について3D映像や断面映像を見ながら学習しました。また、東北大学で開発されてきた補助人工心臓や、心臓病治療に使われる様々な種類の人工弁などを実際に手に取り、じっくりと観察する機会も設けられました。
 
 その後、医療現場で心臓の厚みを調べる際に用いられるエコー(超音波検査)の体験を実施し、液体の中にあって外からは見えない物体を、プローブの動かし方を工夫しながら画面に映し出す作業に挑戦しました。エコー体験後には白石准教授が自身の心臓をエコーで投影し、リアルタイムで鼓動する心臓の様子や構造を解説すると、参加者はその映像に熱心に見入っていました。
 
 心臓の構造を学んだ後は、模擬装置を使って全身に血液を送り出す力を体感したほか、補助人工心臓の使用有無による必要な力の違いについても実感しました。さらに、補助人工心臓の装着時などに用いられる「セルジンガー法」という技術の解説では、医療用の模擬キットを使った穿刺(せんし)体験を行ったほか、続く血液や血管についての解説の中では医療機器を用いた血管年齢の測定体験も行い、講義から体験まで盛りだくさんの内容でプログラムは終了しました。

 最後に白石准教授の「この体験を通じ、皆さんが将来のことを考えるきっかけになれば嬉しいです」という言葉で締めくくられました。


▲心臓の構造について説明(白石泰之准教授)


▲エコー体験


▲補助人工心臓の有無による力加減の違いを体感


▲穿刺体験

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非臨床試験推進センター 心臓病電子医学分野