2023年4月1日、加齢医学研究所所長に田中耕三教授(分子腫瘍学研究分野)が就任いたしました。

新所長からのご挨拶
加齢研の “今とこれから”
加齢医学研究所は、結核とハンセン病の克服を目的として1941年に創立された抗酸菌病研究所を前身として、1993年に改組により発足ました。これは、高齢者率が今や30%に迫る超高齢社会に突入した我が国の課題を先取りしたものであり、以来加齢医学研究所では、老化のメカニズムの解明・難治性がんの克服・認知症の予防など、様々な側面から世界を先導する研究を行なっています。
私たちは、加齢による変化に賢く対処し、個人・社会が知的に成熟することを「スマート・エイジング」と呼び、スマート・エイジング社会の実現を目標に掲げています。この目的のために、分子生物学的手法を用いた遺伝子や細胞の研究から、動物実験による個体レベルの研究、さらにヒトを対象とした研究まで、多階層的な医学研究を行なっており、超高齢社会への対処法について世界を先導する研究拠点となることを目指します。
加齢医学研究所 所長 田中耕三