• スマート・エイジング学際重点研究センター

       2011年に建設された6階建ての共同研究棟です。2階には教授室、スタッフ室、事務室、セミナー室、会議室が配置され、毎週月曜日にはセミナー室で川島研全体のミーティングが行われます。研究者には個別のデスクとパソコンが割り当てられ、実験で得られた脳機能データを解析するために十分な環境が整っています。研究室の中央にはテーブルがあり、小規模のミーティングやディスカッションを行うことができます。

    ブレインダイナミクス研究棟

       2007年に建設された研究棟です。1階には7.0テスラのMRI装置が配置され、ヒトの実験では不可能な薬理学的、病態的研究をラットやマウスを対象として脳神経活動の計測をしています。2階には光トポグラフィー(NIRS)実験室があり、運動など、MRIやMEGとは異なり頭部非拘束状態での脳活動計測を行うことができます。

    ブレインイメージング研究棟

       2008年に建設された研究棟です。3.0テスラのMRIとMEG、EEG装置が1階に配置されています。ヒトを対象とした全てのMRI、MEG実験は本研究棟で行われます。連日、各研究者の様々な実験がここで行われています。本研究棟で計測したデータを各研究者は自身のデスクの計算機で解析します。2階にはMRI/MEG実験協力者の控え室と心理実験室があり、行動実験を行うことが可能です。

  • 春~夏

       新年度最初の研究室の公式行事は、新入生・新職員の歓迎会です。普段は研究グループ毎で主な話し相手が分かれているため、このような公式行事は、新入生に限らず、元々のメンバーにとっても他の研究グループの人とゆっくり話す良い機会となります。また研究室の南側からとても綺麗な桜を鑑賞する事ができるため、時には室内でお花見会が開催されることもあります。

       秋になると、仙台名物芋煮をしに例年は野外へ繰り出します。残念ながら今年は雨で室内での開催となりましたが、仙台風(味噌・豚肉)、山形風(醤油・牛肉)の他、焼き肉なども行いました。運が良ければ、教授手作りの料理も食べられます。大勢で一つの大きな鍋を囲むことでメンバーとの親交を深めながら、年度の後半に向けて力を蓄えます。

       年末は忘年会に続き、御用納めがあります。忘年会は研究室のメンバーのほぼ全員が参加するため、盛大なパーティーとなります。ビンゴゲームなども行われ、研究者が豪華景品に歓喜する様子がみられます。年が明けると新年会、そして三月には年度末で研究室を離れる人と基礎修練生の送別会が行われます。

  • 加齢研へのアクセス

    加齢研周辺

       加齢医学研究所のある星陵キャンパスは大学病院、医学部、歯学部とともに街中に程近い平地に立地しています。

    自然環境

       キャンパス内には桜が広く植樹されており、春にはお花見を楽しめます。お花見の名所である西公園、芋煮のメッカである広瀬川なども近隣に位置しており、街中にいながら自然の恵みも享受できる環境です。

    飲食店

       キャンパス内には、医学部の生協、歯学部の食堂があり研究室メンバーも利用しています。大学病院内にも辛酉会以外の店舗も軒を連ねるようになり、キャンパス内だけでもいろいろ楽しめる環境になってきました。また、歩いて行ける範囲内に24時間営業のコンビニやスーパー、学生用の定食屋や居酒屋などもそろっており、アフター5も充実した生活が送れます。仙台の繁華街、国分町へもタクシーでワンメター、歩いて15分程度に位置しており、飲み会にも有利な立地になっています。

    住居案内

       星陵キャンパス周辺では、学生用・所帯持ち用の賃貸物件がすぐに見つけられるでしょう。近くの三条町の国際交流会館と東北大学ユニバーシティハウス三条(築1年)には多くの留学生が住んでおり、日常的に国際交流をすることができ、多くの留学生の友達を作る良い機会をえることができます。新入生の場合、ユニバーシティハウス三条に家賃が月1万円程度で1年間住むことができるので、友達を作りつつ仙台に慣れることができます。医学部グランドも目の前にあるので、毎週のようにサッカーの国際試合をすることができます(使用する場合は要申請)

    交通事情

       加齢医学研究所敷地内の駐車場の利用は、2017年度より教職員のみに限定されました。学生の駐車場利用(マイカーによる通学)は、特別な場合を除き、原則として許可されませんのでご了承ください。

    車:   仙台は地方都市の特徴たる車社会が浸透しており、郊外店舗の利用などには不可欠です。利便性は高いですが、運動不足の元凶にもなります。

    バス、地下鉄:   仙台市営バスを利用の場合は大学病院前または加齢医学研究所にて下車、仙台市営地下鉄を利用の場合は、北四番丁駅下車徒歩15分で着きます。仙台市営の公共交通機関は、仙台駅を中心に放射状に分布しており、仙台駅以外の場所を行き来するには不便な造りになっています。休日をエンジョイするには車はあったほうが良いでしょう。

    自転車:   仙台市街地はほぼ平地なのでそれほど根性が無くとも通勤通学には有用なツールです。休日のアイテムとしても、野球(Kスタ宮城)やサッカー(仙台スタジアム)観戦などには便利ですし、時間と体力と根性があれば松島まで行けなくもないです。

  • 仙台市情報

    仙台市交通局

    宮城・仙台

       東北大学のある宮城県・仙台市は、伊達政宗(研究室のロゴにもなっている)によって仙台城下町を建設され、現在の東北地方の基盤となる政令指定都市です。産業は第三次産業の占める割合が高く、常住人口は約103万人、昼間人口は約115万人で、東北地方最大の人口を有します。

       伊達政宗によって建立された青葉城(現在は城址のみ)は観光名所としても知られています。広瀬川や青葉山などの自然が都心にあり、街路樹などの緑が多いことから、「杜の都」と呼ばれています。郊外には温泉街があり、休日にはリフレッシュしに行く人も結構いるようです。

       春は花見、夏は8月に七夕祭りと広瀬川花火大会、秋は女川や気仙沼など港町が開催するさんま祭りや牡蠣祭り、冬は蔵王や泉ヶ岳にスキーやスノーボードなど、四季折々の季節感を楽しむことができます。

       また、プロ野球の東北楽天イーグルス、Jリーグのベガルタ仙台、Bjリーグの仙台89ERSなどなど、スポーツ観戦も1年中楽しむことができます!

  • The Organization for Human Brain Mapping (OHBM)


       ヒトを対象とした、非侵襲的脳機能測定に関する研究者が広く集まる国際学会です。川島研に配属された研究者が最初に参加する国際学会の1つでもあり、多くのメンバーが毎年参加します。医学部医学科の基礎修練学生にも研究成果を発表するチャンスがあります。本学会発表を通した優秀学生賞受賞者も後を絶ちません。

    Society for Neuroscience (SfN)


       北アメリカを中心とする会員数が3万8千人を超える世界最大級の脳神経科学に関する学会です。OHBMと並び、毎年多くの川島研メンバーが同学会に参加します。最先端の脳や神経系を研究するに携わる研究者や生理学者の交流の場です。世界の最先端の研究に触れるだけでなく、発信することができる学会です。

    Cognitive Science Society (CSS)


       名前の通り、認知科学全般を扱う大規模な国際学会であり、主に心理学、行動科学、脳神経科学に関する研究成果が発表されます。発表テーマは多岐に渡り、記憶、学習、運動、注意、言語など様々なセッションが設けられており、自分の研究テーマと直接的に関係がなくとも非常に勉強になる学会です。2014年はカナダのケベックで開催されます。

    日本神経科学会(JNS)


       全研究チームが研究成果を発表します。脳・神経系に関する基礎、臨床及び応用研究を行う神経科学者が集まる学会です。分子生物学、細胞生物学、生物物理学、解剖学、生理学、生化学、薬理学、心理学、行動科学、工学、数学さらに臨床医学まで極めて広範に渡る研究者が一堂に会する学会であり、神経科学研究について俯瞰でき、自らの研究の位置づけを振り返るよい機会が得られます。

    日本心理学会(JPA)


    主に心理行動実験で得られた成果を発表する国内学会です。テーマは認知心理学的な基礎系から医療、教育といった応用系に渡ります。川島研からも毎年研究成果発表参加しています。

    言語処理学会 (NLP)


       主に言語科学研究チームが研究成果を発表します。言語に関わる全般についての発表がこの学会で行われます。基本的には自然言語処理学など工学的な側面を持つ学会ですが、毎年、理論系、心理系など言語に関する様々な側面からの発表が行われ、また、議論が交わされます。学際的な研究を進める上で、有意義な意見交換の場となる学会です。