本橋 ほづみ
Hozumi MOTOHASHI
 

続「大人の色気」考

Gifted Childはスマートエイジングを先取り!?
 



10年ほど前に共同研究をしていたアメリカの友人と、時折メールを交換しています。彼は、60の手習いでバイオリンを弾き始めたとのことで、バイオリンに関する彼の持論をメールにしたためて送ってきます。先日、天才バイオリニストとして脚光を浴びているHimari Yoshimuraの演奏会にいってきたと、YouTubeのリンクを3つ送ってくれました。7歳、10歳、11歳、のときの演奏の様子でしたが、どれも言葉にならないほどすばらしく、心が揺さぶられるものでした。あどけない演奏の様子を見ないよう目を閉じて音だけを聴いていると、「スマートエイジング」として到達できる円熟の境地にあるバイオリニストの演奏と聞き紛うほど「大人の色気」たっぷりでした。また、ピアノの音は一度だすと減衰するだけなので音の数でその寂しさをカバーすることになりがちですが、バイオリンの場合は1つの音だけでの表現がこんなにも豊かで色彩を感じさせるものかと、あらためてバイオリンの魅力に心酔させられました。私のアメリカの友人、自分のバイオリンのレッスンの成果をたまに録音してメールに添付で送ってきます。それを聞くにつけても、バイオリンの1つの音の表情の幅の広さ(!)がよくわかります。(笑)

名 前:本橋 ほづみ(もとはし ほづみ)

出身地:鹿児島生まれ、仙台育ち
趣 味:ピアノ
分野名:遺伝子発現制御分野