野内 類
Rui NOUCHI
 

国際共同研究のバリューとは?

地終わり、海始まる
 



私は、生活介入による認知症予防や高齢者の健康促進を主な研究テーマとしています。このテーマは、世界的にみて共通の関心を持つ研究者が多い領域です。そのため、様々な研究者と知り合い、多くの国際共同研究を行う機会に恵まれてきました。
これらの国際共同研究のきっかけの多くは、私の送った一通のメールから始まったものでした。いずれにしても、まったく面識のない状態から、国際グラント申請や共同研究を継続的に実施するようになり、お互いにプライベートでも交流を続ける関係までなりました。
国際共同研究をスタートし始めた時は、地理的にも文化的にも異なる私を受け入れてくれていたので、海外の研究者は、さすが、オープンマインドで積極的だなと思っていました。ところが、ある時に、ふとした会話の中で、共同研究者が、「バックグラウンドの異なる我々と上手く仕事をしていてすごい」と言ってきました。他の研究者は、「いつも新しい研究内容のトークをしてくれる。それが、とても楽しみだ」と教えてくれました。
なんと、彼らからすると、私の方が、積極的なフレンドリーな研究者に映っていたようでした。国際共同研究を推進することが業績評価として問われることもありますが、純粋に新しい世界を楽しみましょう。

名 前:野内 類(のうち るい)

出身地:静岡県
趣 味:焼き鳥を作ること
分野名:認知健康科学分野