石岡 千加史
Chikashi ISHIOKA
 

新型コロナウイルス感染症と会議の在り方

新型コロナウイル感染症(COVID-19)の流行により変化する働き方
 



新型コロナウイルス(SARS-CoV2)による感染症、すなわち新型コロナウイル感染症(COVID-19)により、私たちの日常生活は大きく変化しました。飲食業や旅行業など、直接大きな負の影響がでている業種の皆様には心から御見舞い申し上げます。

さて、COVID-19は我々の職場においても少なからぬ影響を与えています。出張が制限される以前の2019年2月から2020年2月の約1年間に私は9回海外出張に出掛けました。その後、海外はもとより、国内出張さえ大きな制限が加わり、仕事面では大きな変化を経験しています(現在、月1回の岩手県の公立病院への診療支援に出掛けるのが唯一の県外出張)。学内外の会議はほとんどがウェブ会議となり、毎日、自宅と職場の行き来する規則正しい生活を送っています。しかし、日中は何故か以前より妙に忙しさを感じるようになりました。それはウェブ会議のオンパレードだからでした。オンサイトでの会議であれば移動時間もあれば会期の重複があり、実際に参加出来る会議数は制限されます。しかし、ウェブ会議が定着した今、手軽に(安易に?)会議を開催出来る上、開催の日程調整による出席者数の最大化が可能であり、コロナ以前と比較して出席した会議数は相当多くなりました(これまで最高8回/日)。その割に、会議の議事があまり記憶に留まらす、しばしば議事録で確認したりしています。その一方で、研究会やセミナーもウェブ開催となり、招請した講師との懇親会は無し、職場内の懇親には大事な忘年会や新年会も無し、嗚呼、SARS-CoV2が恨めしい今日この頃です。

ポストCOVID-19時代には、私たちの仕事の進め方に関して、新時代の展開が予想されます。働き方改革が叫ばれる中、会議でどのように仕事を進めるか、会議の在り方を熟慮する必要がありそうですね。皆さんはどのようにお考えでしょうか。

(写真:米国ワシントンの米国臨床腫瘍学会(ASCO)本部での国際委員会で仲間達と)

名 前:石岡 千加史 (いしおか ちかし)

出身地:仙台市
趣 味:温泉、美術館、スキー、サイクリング、ジャズ
その他:医学部漕艇部(ボート部)部長
分野名:臨床腫瘍学分野