中村 能久
Takahisa Nakamura
 

コロナ禍での発見

シンシナティの公園めぐり
 



世界中でコロナウィルスが猛威をふるい、オハイオ州、シンシナティ市も例に漏れず影響を受けています。シンシナティ小児病院の研究者は3月中旬から自宅待機になりました。ただ、シンシナティでの感染増加はある程度抑えられ、5月中旬から段階的に研究が再開されました。今はほぼ通常状態です。とはいえ、ラボミーティングを含むほとんどの会議がヴァーチャルになり、また、アメリカでは普通のことだったハイタッチやハグ、握手もなくなり…。生活様式は様変わりしました。

私の娘は、3月中旬から7月上旬までデイケアに通えず自宅待機になり、どうしたものかと。近くの公園・プレイグランド内のブランコや滑り台なども使えなくなったのですが、調べると家の周りには、車で15分圏内にハイキングができる公園が10以上もあることがわかりました。幸い、シンシナティでは人混みの少ない場所への外出規制はなかったので、娘と毎日のように散歩に行っておりました。ある日、近くの公園の川沿いを歩いていると、娘が小さな貝の化石を見つけました。シンシナティ界隈には、オルドビス紀の地層が露出し、4-5億年前の化石が見つかる場所があるとのこと。娘も化石に興味津々で、それ以来、化石を探しにいくつもの公園を歩き廻っています。コロナ禍ですが、思いがけない発見で親子の楽しみが増えました。

外出・渡航制限のため、しばらくは加齢研訪問が難しそうですが、少しでも早いコロナ禍の終息と皆様のご健康を祈念し、そして加齢研に訪問できることを楽しみにしております。

名 前:中村 能久(なかむら たかひさ)

出身地:仙台
趣味:バスケットボール(観戦)
分野名:生体代謝制御学分野