中村 能久
Takahisa Nakamura
 

新しいチャレンジ

シンシナティと仙台での肥満・加齢研究
 


私は、この1月より、クロスアポイントメント制度を利用して、加齢研で活動させていただいています。10月には、NIHに留学している谷貝知樹さんが、助教としてラボに参加してくれることになっており、本格的に研究活動を始めれることを嬉しく思っております。もう一つの所属先であるアメリカ・シンシナティ小児病院では、肥満・糖尿病の研究を行っています。日本では馴染みが薄いかもしれませんが、シンシナティ小児病院は、全米で有数の小児病院で、ポリオワクチンを開発したサバン先生がおられた病院です。現在は、iPS細胞を用いたオルガノイド研究を始め、様々な分野で最先端の研究が進んでいます。シンシナティは、オハイオ州の南西に位置し、近年、オハイオ川に隣接したエリアやダウンタウンなどでリノベーションが進み、風光明媚な自然が残りながら、都会的で魅力ある都市です。ただ、典型的なアメリカ中西部の都市、見慣れてしまいましたが、大人も子供も、肥満な人がとても多いです。日本でも、小児の肥満者数は増えていると聞きます。この子たちは、加齢によって、様々な疾患を発症するリスクがとても高いことを考えると、肥満の加齢研究を頑張られねば、という思いに駆られます。私の生まれ育った仙台、そしてシンシナティで、この課題にチャレンジできることは、有り難く、とてもやりがいのあるものです。

名 前:中村 能久(なかむら たかひさ)

出身地:仙台
趣味:バスケットボール(観戦)
分野名:生体代謝制御学分野