杉浦 元亮
Motoaki SUGIURA
 

今年の正月の贅沢は、ハゼ出汁の雑煮

正月のお雑煮を、生まれて初めて、ハゼの出汁で作ってみました。実に澄んだ、すがすがしい味です。
 


仙台雑煮のビジュアルの目玉はてっぺんに載せるイクラでしょうが、本質的な個性はこのハゼ出汁の通奏低音なのでしょうね。一度この味を覚えてしまうと、正月のお雑煮に限っては、この味でないと物足りない思いをするかもしれません。

とは言っても、今の仙台で正月にハゼ出汁のお雑煮を食べている家庭がどれだけあるか疑問です。出汁用のハゼは、秋に捕れた大きなハゼを炙って、数尾を藁で結わえて干してカラカラになったもの(このビジュアルがまたなかなか)を売っています。しかし年末にスーパーに出ている出汁用の焼きハゼはごくわずか、それも一家庭分で4000円とかします(ネット情報だと高級品は一尾2000円とも)。

今回は年末に泉中央SELVAの農直穂野かさんで7尾3200円を発見。おまけにその生産者の焼きハゼが今年最後というPOP広告を見て「この機会を逃すとハゼ出汁の味を知らずに人生を終えるかもしれない」という危機感に背中を押され、清水の舞台から飛び降りる心持で購入。2~3日居間のインテリアに飾ってほれぼれと眺め、大晦日に鍋の水の中に投入。年明けて晴れてハゼ出汁デビューとなりました。今年は焼きハゼから自分で作ってみようかな・・・

次回は、遺伝子導入の高井先生です。

名 前:杉浦 元亮(すぎうら もとあき)

出身地:東京/神奈川
趣 味:検討中
分野名:人間脳科学研究分野