教授 医博 川島 隆太



本分野は,日常的活動のなかでのヒトの認知・精神状態を読み取り,それを活かしてより良い生活を実現するための技術と方法論を研究・開発するために設立されました.脳機能計測を中心に,眼,自律神経活動,身体活動,言語活動など多様な情報を組み合わせてヒトの内部状態を読み取り,評価・知覚できるように(可視化/可聴化)し,学習・コミュニケーション・メンタルヘルス・安全性向上など様々な日常の場に応用する研究を推進します。

心のデコーディング研究では、最新の脳機能イメージング技術を駆使して、個人の注意・気分・意欲・理解などの状態を脳活動から読みとるための基礎研究と、その技術を生活の中で応用する社会技術研究を展開しています。また、集団の脳活動同時計測で社会的インタラクション時の‘複数脳の相互作用・共鳴’を明らかにし、コミュニケーションや共感を促進する技術や環境のデザインに繋げる研究を行っています。