小椋 利彦
Toshihiko OGURA
 

師走はひたすら走る、走る、走る。

12月は、なんでいつもこんなに忙しいのか?
 


さて、このブログ、大幅に締め切りを過ぎております。で、催促のメールがきます。ですが、私、ほとんど仙台にいないんです。11月後半から、毎週、どっかに出張してます。沖縄行って、神戸に行って、シンガポールに行って、奈良(案件ふたつ)に行って、さっき、奈良から研究室に戻って、阪大の先生方と共同研究のディスカッションして、やっと、これ、書いてます。2年前、突発性難聴をやっちゃった時と似たスケジュールで、ちょっと心配です。ですが、今日で終わりです。本当に、出張は今日で終わりです。

で、奈良のミーティングでは、共同研究で進めている結果が出て、とあるタンパク質のX線結晶構造が2オングストロームの解像度できれいに解けて、しかも驚きの構造だったので、疲れてますが、大変満足しております。思わず、にやけております。これから新しくやるべきことも見えてきて、タンパク質の機能を原子レベルで考える重要性を再認識してます。

シンガポールでは、Mechanobiology のシンポジウムがあって、セッションを一つオーガナイズしてきました。NUS(National University of Singapore)、すごいです。小手先のグローバル化とか言ってる日本は、多分、もう追いつけないかもしれません(給料、倍だってよ!!しかも、宿舎はメイドさん付きだってよ!!)。NUS や San Diego の Salk Institute から帰ってくると、あまりの落差に1週間ぐらい落ち込むのですが、今回は、美しい結晶構造が出たので救われました。しかし、日本のサイエンスがこれからも若い人を中心に生き残るには、どうしたらいいんでしょう?

若い人、ちゃんと自分のサイエンスをエンジョイしてる?自信を持って面白いと思ってる?いっそ、、、、、、、、、、、、、、、海外に行っちゃう?

次回は、人間脳科学の杉浦先生です。

名 前:小椋 利彦(おぐら としひこ)

出身地:福島県郡山市(実家は無事に除染終了しました)
趣 味:写真(銀塩に戻りつつある、しかも中判)、読書、愛犬の散歩、クラシック音楽(ピアノ)、水草(サトイモ科)
分野名:神経機能情報研究分野