高井 俊行
Toshiyuki TAKAI
 

演奏中に何を考えているのか教えて

楽器を習うようになって,これまでの人生では出会わなかった人々とのあれこれ
 


3年ほど前からヴァイオリン(Vn)を習い始めた。

Vnの先生(音大出身で私の娘より若い)とのレッスン中のやりとり:『高井さんはただ漫然と弾いているように聞こえます。それではダメ。音楽には作曲者の思いが込められています。フレーズごとにそれを感じ取り自分なりに解釈してその気持ちを表現してください。』
私:「するとこのジュピターは巨大なガス惑星が広大な宇宙の中でゆっくり自転するさまを想像しながら弾くのではどうでしょう?」
先生:『そうです!それと,自分一人で楽しむだけでなく人に聴いてもらおうと思うのだったらそれなりの覚悟で技術も練習してください。』

覚悟は得意だ。大学院に入るときもそれなりに覚悟したし(笑)。
1年と少しで交替された新しいVnの先生(やはり娘より若い)も,短い曲でも1つを半年ぐらいかけて表現方法をご指導下さる。趣味で楽しんで弾くレベルを超えてる。。

‥で今,いろいろなご縁をいただき人前で弾く機会を持つようになったが,ジュピターはどうなったかというと,自転するさまを想像する余裕など,ない(爆)。それ以前の問題=緊張感で右手は弓が震え左手は汗を握ってふだんの演奏ができない。アガリは場数を踏むしかないと先生に教わった。あとは何だ。音楽を心から楽しもうと思えばいいのか?それとも曲に入り込んで聴衆が見えなくなる境地に至れということなのか‥‥さて練習すっかな。

次回は、脳機能開発の杉浦先生です。お楽しみに。

名 前:高井 俊行(たかい としゆき)

出身地:岡山県
趣 味:水泳,園芸,ピアノ,ヴァイオリン
分野名:遺伝子導入研究分野