本橋 ほづみ
Hozumi Motohashi
 

五感をフル回転させて角煮作り

料理は好きな方ではないけれど、
愛する息子のためには気合いを入れて。

 


豚の角煮は我が家の息子の大好物です。息子が仙台に帰ってくる時は、八幡生協で豚バラ肉のブロックを3本(!)買い込みます。

鍋にたっぷりのお湯、バラ肉をほうりこみ、スターアニス、クローブ、コリアンダー、ローレル、シナモン、カルダモンを加えて茹でます。1時間後火を止めて一晩おくと、翌朝には水面に2cm程の白い脂の層。最初は水面に浮いていたバラ肉、脂を放出した結果、お鍋の底に沈んでいます。それらを拾い上げて新しい鍋へ。味付けはモランボンの「角煮のたれ」に頼らせてもらい、再びスパイスを加えて煮込みます。ところが、なんとなくいつものにおいと違う、味見をしても何か足りない。煮汁の中の不溶物の「複雑さ」が足りない。。。記憶の引き出しを総動員して真剣に(?)考えて、干しえびを忘れていることに気がつきました。干しえびを贅沢に加えるのがおいしさアップの秘訣なのです。

実験するとき、観察するとき、結果をみるときも、フラットな心で五感をフル回転させる、こうした科学の原点を大切にしたいものです。

次回は老年医学の荒井先生です。

名 前:本橋 ほづみ(もとはし ほづみ)

出身地:生まれは鹿児島、育ちは仙台
趣 味:ウィンドウショッピング
分野名:遺伝子発現制御分野