岡田 克典
Yoshinori Okada
 

肺癌と肺移植を診療・研究の両輪として進みます

肺癌検診から気管支鏡、心臓カテーテル、手術そして緩和医療まで
行なう先輩方に魅かれて呼吸器外科へ。しかし専門は肺移植に。

 


2015年4月1日付けで呼吸器外科学分野教授を拝命いたしました。臨床実習の時に、手術のみならず気管支鏡検査、一側肺動脈閉塞試験による機能的肺切除適応の評価、抗がん剤感受性試験などを幅広く行っている呼吸器外科(仲田 祐教授の主宰する抗研外科、ベッドグループオーベンは藤村重文助教授でした)に興味を持ちました。診療分担が未完成だったという見方もできますが、私は一人の患者さんをトータルで診ることのできる診療スタイルに魅力を感じて入局を決めました。研究も肺癌の事をやろうと思っていたところ、水泳部の先輩である近藤 丘先生(前教授)に「肺癌もいいけどこれからは肺移植も大切だよ」と勧誘されました。

肺移植???という感じでしたが、近藤先生の前向きで気さくでなお人柄に惹かれ、そして肺移植グループは動物実験をやるから手術がうまくなるという未確認の噂に後押しされて肺移植の道を志しました。当時、臨床肺移植は夢のまた夢という感じで、移植医療の中でもひときわ険しい道に足を踏み入れてしまったと気づいたのは2000年に臨床が始まってからの事です。しかし、素晴らしい上司、同僚、後輩に恵まれ、忙しいながらも充実した日々を送れていることに改めて感謝している今日この頃です。当科は、これからも肺癌と肺移植を診療・研究の両輪として進んで参ります。引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

次回は神経機能の小椋先生です。

名 前:岡田 克典(おかだ よしのり)

出身地:仙台市
趣 味:読書、ドライブ、プロ野球観戦(もちろんイーグルスファン)
分野名:呼吸器外科学分野