川島 隆太
Ryuta Kawashima
 

自分の脳をコンピュータに入れたい

中学生の時に抱いた人類の最後の日をこの脳で感じたい(見たい)という野望を実現させるため脳科学者への道を歩き始めました
 


リレーブログは二周目に入ります。二周目のお題は「なぜ今の専門を選んだのか」です。加齢研教授たちの青春の苦悩が垣間見えるかもしれません。

私は中学生の頃から、自分の脳をコンピュータに移植し、コンピュータの中で人類が滅びる最後の一日を自分の脳で感じたいと願っていました。脳の研究は医学部に入るのが一番の近道と信じ、当時の千葉県が誇る6-3-3-1-4制に則り、一年間予備校で必死に勉強をして本学医学部に入学しました。追試再試に追いまくられ、かといって部活動に情熱を大いに傾けたわけでもなく、「楽しく」学生生活を送っていました。たまたま出席した5年生の時の授業で、本学に人間の「こころ」を可視化できる装置があるらしいことを知り、これだ!と進路を決め大学院に入学しました。しばらく全くうまく行きませんでしたが、カロリンスカ研究所への留学をきっかけに、「こころ」の可視化研究が大いに進展しました。「こころ」と脳の働きの関連は少しずつ解りつつありますが、私の脳をコンピュータに移植するための方略はさっぱりわかりません。研究室メンバーの尻にびしばしと鞭をいれ、私が死ぬ前まで見つけなければ!

次回は副所長の本橋先生です。お楽しみに!

名 前:川島 隆太(かわしま りゅうた)

出身地:千葉県千葉市 朝日新聞渡辺新社長は中学の同級生
趣 味:やっぱりバイク
分野名:脳機能開発研究分野