主任・教授 小笠原 康悦(生体防御学分野)
技術専門職員 石橋 崇
技術専門職員 工藤 洋平
再雇用技術職員 井上 吉浩
技術補佐員 高梨 千代
技術補佐員 佐藤 洋輔
技術補佐員 冨樫 萌香
技術補佐員 小室 美穂
技術補佐員 本間 葉月

(東北大学関係者限定ページ)

当施設は、2017年3月に新営棟として竣工した延べ面積1,195m2(R4)の国内の動物実験施設では稀な免振構造の建物である。また、プロジェクト総合研究棟地下1階に検疫室を設けている。飼育動物はマウス、ラットの2種であり、SPF(Specific Pathogen Free)を限定し、中でも遺伝子組換えマウスが圧倒的多数を占める。空調機からの給気はHEPAフィルターを介して室内に送風され、飼育システムは自動給水装置による省力化や、一方向性気流陰圧飼育ラック方式を採用し、室内のエアロゾルアレルゲンは排除されることから、動物の健康を良好に維持するだけでなく、人にも優しい環境空間を実現している。飼育動物の品質と科学的妥当性を保証するため、外部研究機関から導入する場合は、凍結胚・精子または体外受精によるSPF化での導入もしくは検疫・検査を実施するとともに、清浄度確認のため病原微生物モニタリング(年4回検査)を実施している。動物施設の重要な役割は、動物実験データの信頼性(再現性)を確保するため、ハード・ソフト両面からの施設管理の充実化に取組み、実験動物の遺伝的統御、環境的統御および微生物的統御を行い、恒常的に良質の実験動物を実験に供給することである。2007年施行の動物実験等の実施に関するルール「東北大学における動物実験等に関する規程」に則り、動物福祉の国際原則である3R(Replacement、Reduction、Refinement)に準拠した適正な飼養保管及び適正な動物実験を実施するよう努めている。