田中 耕三
Kozo TANAKA
 

人間の最古の友達

何だかんだ言いながら・・・
 


日中誰もいなくて世話ができないからやめた方がいいという私の抵抗も空しく、娘の誕生日に我が家にトイプードルが仲間入りしてはや2年近くになる。結局私が散歩係になり、今や散歩行きたさに私が帰ると誰よりも先に出迎えてくれる。毛が抜けなくて掃除が楽ということだったが、そのかわりあっという間に毛が伸びて目が見えなくなってしまい、そのたびにトリミングに連れて行ったりして結構手がかかる。最近は犬を連れて行ってもOKという観光地も増えたが、やっぱり建物に入るのはNGという場合が多く、私が一緒に外で待っていることになる。日中気ままにしているせいか、しつけも中途半端で行動は本能のおもむくまま、あまり思慮は感じられない。しかしネットで見つけた記事で、飼っていた犬があまりに賢くてすぐ逃げ出すので調べてみたらオオカミだったというのがあった。1万年以上の人間との生活の中で、適度にお気楽な遺伝子が選択されてきたのかもしれない。そして人間の方も同じように、犬をかわいいと思う遺伝子が受け継がれてきたのだろうかと実感している。

次回は腫瘍生物学の千葉先生です。

名 前:田中 耕三(たなか こうぞう)

出身地:鹿児島県
趣 味:犬の散歩
分野名:分子腫瘍学研究分野