Horiuchi

 

教授 医博 堀内 久徳
助教 医博 白川 龍太郎
助教 農博 木村 朋寛


現在の主な研究

低分子量GTP結合蛋白質を中心に、細胞内情報伝達メカニズムの研究を行っています。生化学的なアプローチによる新規因子の同定を得意としており、いくつかの因子を同定しています。現在、私達が世界に先駆けて同定したRalGAP(図1,Shirakawa et al, JBC 2009)の生理的・病態生理的解析を中心に、他の低分子量GTP結合蛋白質が制御する癌、代謝、炎症のメカニズム解明をめざす研究を進めております。

一方、血管内皮細胞などで止血因子フォンウィルブランド因子は巨大多量体として産生され、ずり応力依存的に特異的分解酵素ADAMTS13によって切断され、血液中では2-80サブユニットからなる多量体として存在します(図2,3)。その中でも高分子量の多量体が止血機能には必須であり、生体内に非生理的に強いずり応力が発生する大動脈弁狭窄症や補助人工心臓装着時などでは、フォンウィルブランド因子多量体の分解が亢進し、後天性フォンウィルブランド症候群と称される止血異常症となります。しかしながら、この病態がどのような循環器疾患でどのような頻度で発生するのか、そのような重症度の後天性フォンウィルブランド症候群が出血リスクとなるか等についてはほとんど解明されておらりません。厚生労働省科学研究費政策研究事業の一環として、私たちは、多施設共同前向き臨床研究を進めています(http://www2.idac.tohoku.ac.jp/avec/)。


図1

図2

図3