東北大学加齢医学研究所 加齢医学研究拠点 | Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University

セミナー

◇平成27年10月19日(月)加齢研セミナ-のご案内
日時: 平成27年10月19日(月)午後4時~
場所: 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1
演題: 単一細胞発現プロファイルから見えてきた心筋前駆細胞の姿
講師: 八代健太 上級講師
所属: ロンドン大学クイーン・メリー校バーツ&ロンドン医歯学校 ウイリアム・ハーベイ研究所
担当: 小椋 利彦 神経機能情報研究分野
連絡先:秘書 吉田(内線8566)
要旨: 脊椎動物の発生では心筋前駆細胞は側板中胚葉の前方部分から派生し、マウスでは受精後7.5日胚の頭側に心原基(cardiac crescent)を形成する。心筋前駆細胞は第一、第二予定心臓領域と呼ばれる亜集団に分類され、各々の亜集団は解剖学的に異なる心臓構造に寄与する。従来の研究から、第二予定心臓領域心筋前駆細胞は、心筋/平滑筋/内皮を生む多分化能を有することが判明しているが、第一予定心臓領域前駆細胞の性質は不明であった。これを解明するため,我々は、単一細胞遺伝子発現プロファイリングと遺伝学的細胞系譜追跡法を駆使し、(1)第一予定心臓領域心筋前駆細胞は特異的な発現プロファイルを有し、(2)転写因子TBX5によって標識され、(3)多分化能を持たず速やかに心筋にのみ分化し、(4)第一予定心臓領域由来の構造は、胚の成長に合わせた容積の拡大は分化した心筋の増殖に依存することを見いだした。これらの知見から心臓発生の最初期に生じる発生過程について考察したい。


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