東北大学加齢医学研究所 加齢医学研究拠点 | Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University

セミナー

◇平成27年9月9日(水)加齢研セミナ-のご案内
日時: 平成27年9月9日(水)午後5時~
場所: 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1
演題: アルツハイマー病研究に資するモデルマウスの開発とその応用
講師: 斉藤 貴志
所属: 理化学研究所・脳科学総合研究センター
担当: 本橋 ほづみ(遺伝子発現制御分野 内線:8550 )
要旨: 疾患研究におけるモデル動物の重要性は、周知の事実であり、実験結果の正確性はモデル動物の完成度に依存している。これまで、アルツハイマー病(AD)研究でのモデルマウスの主流は、APPトランスジェニックマウスであった。しかし、APPの過剰発現による様々な非生理的な作用への懸念が高まり、過剰発現をベースとしたモデルマウスの使用の妥当性に疑問が生じている。
我々は、APP単一遺伝子に家族性AD変異をノックイン手法により導入した2系統のマウスの開発に成功した(APP-KIマウス)。両系統とも、既存のモデルマウスが内包していた問題点を解決し、さらにAPPトランスジェニックマウスより早期からAD患者に類似したアミロイド病理を形成した。APP KIマウスは、これまで迫れなかったAD病理形成の分子機構を明らかにできる可能性があり、ADの予防、治療、早期診断法の開発に資する非常に有用なリソースになりえると期待される。本セミナーでは、これらモデルマウスの応用と、さらに蓋然性の高いモデルマウス開発への取り組みについても紹介したい。


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