東北大学加齢医学研究所 加齢医学研究拠点 | Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University

セミナー

◇平成27年6月12日(金)加齢研研究員会セミナーのご案内
日時: 平成27年6月12日(金)午後4時~
場所: 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1
演題: 精子形成過程での生殖細胞分化・減数分裂 を周期的に制御するレチノイン酸シグナル
講師: 遠藤 墾 博士
所属: ホワイトヘッド研究所
担当: 望月研太郎(医用細胞資源センター・内線8572)
要旨: マウス精巣内では、精原細胞の分化と精母細胞の減数分裂開始が共に 8.6 日周期で同 調的に起こる。その結果、精巣内の生殖細胞は互いに時空間的な秩序を形成する(1)。 精原細胞分化と減数分裂開始には、共に外因因子レチノイン酸(RA)が必要である。当 研究室は以前、生殖細胞で特異的に発現する RA 応答遺伝子 Stra8 が精原細胞分化と 減数分裂開始を共に制御することを報告した(2, 3, 4)。
 本研究では in vivo 系を用い、周期的な精原細胞分化と減数分裂開始は、精巣内 RA レベルの周期的変動とそれに応答した生殖細胞の内因的な STRA8 発現能により決定 することを報告する。Oakberg (1)による1956年の発見以降、精子形成過程での生殖 細胞の時空間秩序パターンは厳密に固定化されていると考えられていたが、実は柔軟 かつ、上記の制御機構の結果として生じた副産物にすぎず、精子形成の進行には必要 ないことも示された。

References:
(1) Oakberg (1956) Am. J. Anat., 99(3):507-516.
(2) Baltus et al. (2006) Nat. Genet., 38(12):1430-1434.
(3) Anderson et al. (2008) PNAS, 105(39):14976-14980.
(4) Endo et al., (2015) PNAS, in press.

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