東北大学加齢医学研究所 加齢医学研究拠点 | Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University

セミナー

◇平成27年5月15日(金)加齢研研究員会セミナ-のご案内
日時: 平成27年5月15日(金)午後4時~
場所: 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1
演題: 新規多能性がもたらす異種間キメラ形成能
講師: 岡村大治 博士
所属: 近畿大学農学部バイオサイエンス科
担当: 望月研太郎(医用細胞資源センター・内線8572)
要旨: 今回我々は「(1)タンパク質 FGF2、(2)小分子化合物 Wnt inhibitor、(3)無血清」という培養条件を満たすことによって、着床前後のマウス胚から100%という高効率で新規多能性幹細胞「領域選択型エピ幹細胞」を樹立することに成功しました。新規マウスエピ幹細胞は、従来の多能性幹細胞には見られない「領域選択性」を持ち、着床後のマウス胚に対し後極側に細胞塊を移植した時のみ、定着・増殖・拡散・分化をすることが観察されました。またマウスのみならず、この培養条件はサルやヒト ES/iPS 細胞にも適応可能であり、新規条件下で培養されたヒトES細胞は、着床後のマウス胚の後極側に対し移植可能であり、 移植された細胞は定着・増殖・拡散したうえ、三胚葉に分化することが観察されました。新規培養条件はヒトES細胞に対し、「異種間キメラ胚も作製可能な細胞」へとその性質を変える働きを持つことが明らかとなりました。

References:
Wu1st, Okamura1st, et al., (2015) Nature, in press.

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