東北大学加齢医学研究所 加齢医学研究拠点 | Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University

セミナー

  
◇平成27年4月13日(月)研究員会セミナ-のご案内
日時: 平成27年4月13日(月)午後4時~
場所: 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1
演題: 骨が指揮する多臓器間協奏曲
講師: 佐藤 真理 先生
所属: 北海道大学 大学院歯学研究科 口腔先端融合科学分野
担当: 藤田拡樹(腫瘍生物学分野・内線8478)
要旨: 進化の過程で、私たちは骨の中に細胞を埋め込んだ。頭のてっぺんから足の先まで、全身に張りめぐらされている骨は、骨細胞という生きた細胞の塊である。骨細胞は幾本もの細胞突起をまるで手の様に伸ばし、隣り合う細胞同士でその手をつなぎ、硬い骨の中でくもの巣の様なネットワーク構造を作っている。この骨細胞の手は、私たちの体にかかる重力や運動刺激を感知し、骨の健康を維持する役割を担っている。この“感じる細胞”である骨細胞の新たな役割を解明すべく、骨の中の骨細胞のみを除去した“骨細胞除去マウス”を用いて研究を行ったところ、骨細胞は骨のみならず骨から遠く離れた胸腺微小環境や末梢白色脂肪をも制御していることが明らかとなった。(Sato et. al. Cell Metabolism 2013)
この研究を通して、“私たちの骨が骨細胞を装備した理由”を、より深くより想像力を伸ばして知りたいと思った。現在、フィールドワークとラボワークで進化的側面から迫ろうとしている骨細胞研究についてもお話したい。

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