東北大学加齢医学研究所 加齢医学研究拠点 | Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University

セミナー

  
◇平成27年3月19日(木)加齢研セミナ-のご案内
日時: 平成27年3月19日(木)午後4時〜
場所: 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1
演題: 眼形成と尾部再生おけるヒストンH3メチル化制御因子の機能解析
講師: 川口 茜 博士
所属: 長浜バイオ大学 バイオサイエンス学部
担当: 松居 靖久(医用細胞資源センター)
連絡先:齋藤 大介(内線8721 )
要旨: 近年、エヒシェネティックな転写制御の重要性が示されている。その中でもヒストンH3の27番目のリシン(H3K27)のメチル化は転写の抑制に、反対に脱メチル化は転写の活性化に作用し、それぞれをメチル化酵素Ezh2と、脱メチル化酵素Jmjd3/Utxが担う。我々はツメガエル胚を用いて、これらH3K27メチル化制御因子群の発生・再生における役割の解析を進めてきた。発生過程でのjmjd3の機能欠損体においては小眼の表現型を示した。一連の解析から、jmjd3は眼形成のマスター遺伝子と知られるpax6の発現を、この遺伝子のプロモーターに直接作用することで制御していることがわかった。これは、エピジェネティック因子が眼形成の最上流因子として働くことを示している。一方、Ezh2とJmjd3/Utxは、いずれも幼生尾部の再生過程で活性化され、再生機構にそれぞれ異なる役割を果たすことがわかってきた。さらにezh2遺伝子の再生芽エンハンサーを同定したところ、それは胚発生時にも働くことがわかった。このことは発生と再生において、エピジェネティック因子の活性化に関しては同じ仕組みが使い回されている可能性を示す。

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