東北大学加齢医学研究所 加齢医学研究拠点 | Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University

セミナー

  
◇平成27年3月2日(月)加齢研セミナ-のご案内
日時: 平成27年3月2日(月)午後4時〜
場所: 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1
演題: ヒストンメチル化酵素ESETは、ES細胞におけるテロメア機能制御に重要な役割を果たしている
講師: 坪田 智明
所属: 京都大学大学院医学研究科形態形成機構学講座
担当: 松居 靖久(医用細胞資源センター・内線8571)
要旨: ヒストンメチル化酵素ESETは、マウス胚性幹(ES)細胞や始原生殖細胞において、多能性や発生分化制御に重要な役割を果たすことが知られている。ESETはヒストンH3の9番目のリジンをトリメチル化修飾(H3K9me3)することにより、転写抑制機構を担っている。これまでESETは、ユークロマチン領域に存在する内在性レトロウイルスの発現抑制を行なうことが示されていたが、ヘテロクロマチン領域における機能は未知であった。発表者は、ES細胞において、ESETがテロメアヘテロクロマチン領域で発現しているnon-coding RNA(TERRA)の発現抑制を行なうことを見出した。また、ESET欠損ES細胞ではテロメア領域のH3K9me3レベルが低下して、ヘテロクロマチン構造が緩まっていた。さらにESET欠損ES細胞では、テロメア損傷等も生じていた。以上の結果から、ESETはES細胞における新規テロメア制御因子であることが示唆される。

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