東北大学加齢医学研究所 加齢医学研究拠点 | Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University

セミナー

  
◇平成26年5月8日(木)加齢研セミナ-のご案内
日時: 平成26年5月8日(木)17時30分~
場所: 加齢研実験研究棟7階 セミナー室1
演題: DNA二本鎖切断の核内配置と修復におけるクロマチン再構成の重要性
講師: 堀籠 智洋
所属: リードリッヒ・ミーシャー研究所(スイス、バーゼル)
担当: 田中 耕三(所属 分子腫瘍学研究分野 ・内線8491)
要旨: DNA二本鎖切断は、ゲノムの不安定化や発がん、細胞死に至る可能性を持つ重篤な損傷であり、その修復機構の理解は大変重要である。近年、出芽酵母を用いた研究により、持続性のDNA二本鎖切断(DSB)が核膜に移動し、核膜孔Nup84複合体及び核内膜SUNドメインタンパク質Mps3と結合することが示された。本研究では、DNA修復に深く関わるDSBダイナミクスについて定量的顕微鏡解析を行い、SWR1およびINO80クロマチンリモデリング複合体が核膜における結合部位の決定に影響を及ぼすことを明らかにした。SWR1複合体依存的なヒストンバリアントHtz1の組み込みはDSBの可動性を制御し、核膜孔およびMps3への移動に必須であった。一方INO80複合体は、S/G2期特異的なMps3への結合にのみ影響を及ぼした。核膜孔とMps3はDSB修復において異なった役割を果たしていた。
光学顕微鏡の解像度は、光の回折限界により約200nmに制限される。核膜孔の直径が約100nmであることから、核膜機能ドメインの解析にはそれを超える解像度が必須である。抗体と同程度の親和性、特異性で標的タンパク質と結合することのできるバイサイクリックペプチドを用いた新規超高解像顕微鏡法を開発中である。

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