東北大学加齢医学研究所 加齢医学研究拠点 | Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University

セミナー

  
◇平成24年8月31日(金)研究員会セミナ-のご案内
日時: 平成24年8月31日(金)16時〜
場所: 加齢研SA棟 国際会議室
演題: 血管のトランスポジションを支える細胞の動き
講師: 佐藤 有紀
所属: 熊本大学大学院先導機構 発生再生医学分野
担当: 渡邉 裕介(所属 神経機能情報研究分野 ・内線 8596 )
要旨: 血管は、胚発生の初期段階から循環器として機能しつつ、胚の形態形成に合わせてネットワークパターンを変化させる。たとえば背側大動脈は、体幹部の側方に左右平行に出現してすぐに機能を開始し、内腔を拡大しながら正中線方向へ向かって位置を変化させ、最終的にからだの中央で融合して一本の太い血管(大動脈)を形成する。 このように血管が脈管構造を保持したまま位置変化する際の、細胞集団としての移動のしくみは、未だ解明されていない。われわれは、血管内皮細胞の核をEYFPによって特異的に可視化できるトランスジェニックウズラTie1:H2B::EYFP胚のタイムラプス観察から、背側大動脈の内壁を構成する血管内皮細胞が、大まかに2つに分類できる移動様式を持つことを発見した。背側に位置する細胞は、ゆっくりとランダムな方向に移動し、腹側に位置する細胞は、速く一方向性に移動する。つまり、一つの血管内でも、個々の細胞レベルでは位置によって動き方が異なる。これらの細胞の挙動の違いを制御するメカニズムを解明するため、移動中の背側大動脈に接する体節細胞との相互作用に着目し、解析を進めている。

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