東北大学加齢医学研究所 加齢医学研究拠点 | Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University

セミナー

  
◇平成24年4月20日(金)加齢研セミナ-のご案内
日時: 平成24年4月20日(金)午後4時~
場所: 加齢研 セミナー室1
演題: 生細胞イメージングシステムを用いた放射線誘発老化様増殖停止誘導過程の包括的な解析
講師: 鈴木 正敏
所属: 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 原爆後障害医療研究施設 放射線災害医療研究分野
担当: 福本 学 (所属 病態臓器構築研究分野  内線:8507 )
連絡先:大津 堅 (内線8509)
要旨: 放射線誘発細胞死の中で、正常細胞あるいは固形腫瘍由来の各種細胞株など幅広い細胞種において高率に誘導される細胞死形態として老化様増殖停止 (Senescence-like growth arrest, SLGA)が知られている。老化様増殖停止は、細胞老化特異的な特徴が放射線によって誘発される状態であり、特にG1期、G2期におけるDNA損傷チェックポイント機構の持続的な活性化に起因する不可逆的な増殖停止状態を特徴とする。そのために、老化様増殖停止誘導細胞はコロニー形成能を失うことから、細胞死の一因になると考えられる。しかしながら、損傷チェックポイント機構の破綻、あるいはその活性が低下しているがん細胞で老化様増殖停止が誘導される点についてはいまだに不明な点が残っている。我々は、ヒト乳がん細胞株MCF-7を用いて、放射線照射後から老化様増殖停止が誘導されるまでの最長で照射後5日間にわたる生細胞イメージングから細胞形態の変化、あるいはライブイメージングにおける細胞周期マーカーとしてFluorescent ubiquitination-based cell cycle indicator (FUCCI)を用いた細胞周期解析を行ってきた。本講演では、照射後に分裂期へ進行した細胞の運命、あるいは放射線がチェックポイント機構の活性化以外の経路で細胞周期に及ぼす影響について紹介する予定である。

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